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solo-git-flow

個人開発(レビュアーが自分ひとり)で、Issue起票→ブランチ作成→コミット→PR作成→マージ→リリースタグ→取り消し までを gh CLI で一貫管理するための運用ルールとテンプレート集。「ブランチ切って」「ブランチ名どうする」「コミットして」「PR出して」「プルリク作って」「PRのタイトル/説明書いて」「Issue立てて」「課題を整理して」「マージして」「リリースして」「前の状態に戻して」などの依頼で必ず使用する。app-orchestrator の追加開発モード(ブランチ+PR)を実行するときの具体手順もこのスキルに従う。GitHub MCP は使わず gh CLI を使う。

インストール方法を見る

含まれるファイル(7)

  • SKILL.md17.3 KB
  • assets/ISSUE_TEMPLATE/bug_report.md1.6 KB
  • assets/ISSUE_TEMPLATE/config.yml176 B
  • assets/ISSUE_TEMPLATE/feature_request.md2.2 KB
  • assets/pr-and-issue-templates.md13.1 KB
  • assets/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md2.4 KB
  • references/pr-and-issue-templates.md653 B

SKILL.md(原文)

インストールする前に、エージェントに与えられる指示の中身を確認できます。

solo-git-flow — 個人開発のGit/GitHub運用

§0. 前提と原則

  1. 操作は gh CLI で行う。GitHub MCP には依存しない。認証は gh auth status で確認でき、未認証なら利用者本人に ! gh auth login の実行を依頼する(対話ログインは代行しない)。
  2. main は常にデプロイ可能。main に直接 push しない。例外は初回リリース(v1)前のみ。app-orchestrator を使う場合、v0 を関係者へ公開した後も v1 に到達するまでは「初回リリース前」として扱い、main 直コミットを継続してよい(1画面ずつの設計深化を PR にすると育てるループが止まるため)。ブランチ + PR へ切り替えるのは v1 公開後である。
  3. 1つのPRは1つの目的。「ついでの修正」を混ぜない。混ざったら分ける。
  4. 履歴は消さない。git reset --hard と git push --force は使わない。取り消しは git revert(§7)。
  5. レビュアーが自分でもPRを出す。理由は3つ — 変更の全体像を1画面で見返せる / マージ単位で戻せる / 後から「なぜこうしたか」を追える。セルフマージは正当な運用であり、承認を待つ必要はない。
  6. 操作対象を推測しない。最初にci-cd-pipeline/scripts/detect-github-repository.mjsを実行し、status: okのrecommended.repository、recommended.remote、recommended.default_branchをそれぞれGITHUB_REPOSITORY、GIT_REMOTE、GITHUB_DEFAULT_BRANCHとして全コマンドで共用する。単一候補は推奨値を提示して自動採用し、質問するのは複数remote・remote未設定・gh未認証のときだけ。資格情報を含むremote URLやTokenを貼らせない。

§1. 作業を始める前の3コマンド

gh auth status                                           # 認証確認
git switch "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"                      # 既定ブランチへ移動
git pull --rebase "$GIT_REMOTE" "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH" # 最新化
gh issue list --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --state open   # 今の課題を見る

§2. Issueの運用

Issueは**「今やらないこと」を頭の外に出すための置き場**である。今すぐ着手して30分で終わることを起票するのは、起票自体が作業になり形骸化する。

立てる / 立てない の判断

状況Issue
今すぐ着手せず、後日やる必ず立てる — 立てないと数週間で消える
依頼者・利用者から来た要望や不具合報告必ず立てる — 「言った/聞いてない」を防ぐ記録になる
1回の作業セッションで終わらない見込み必ず立てる — 中断時の再開メモになる
今すぐ着手して1時間以内に終わる、自分で気づいた小改善立てなくてよい。そのままブランチを切る
typo修正・依存更新などの雑務立てなくてよい

迷ったら立てる。閉じるコストはゼロだが、忘れたことは取り戻せない。

Issue本文の構造 — PRと同じ2層構造

Issueも上半分は非エンジニア、下半分はエンジニア向けに書き分ける。着手前に読み返して「これは何の話だったか」が復元できることが目的。

#見出し(不具合 / 要望)読者書く内容
1何が起きているか / 困っていること全員専門用語なしで1〜2文
2本来どうなってほしいか / 背景全員期待する動き、今やる理由
3再現手順 / こうなっていれば解決全員不具合は手順、要望は達成された状態(実装方法ではない)
4どれくらい困っているか / 今どうしのいでいるか全員優先順位の判断材料。頻度・影響人数・回避の手間
5今の回避策 / 含めたいこと・含めなくてよいこと全員着手前の線引き
6技術メモエンジニア環境・エラー・原因の見立て・想定作業。起票時は空欄可
7完了の条件全員何ができたら閉じてよいか

3つの原則:

  1. 要望は「解決策」ではなく「困っていること」で書く。「CSVエクスポートが欲しい」と書くと実装がCSVに固定されるが、「集計結果を経理に渡すのが手作業でつらい」と書けば印刷でもメール送信でもよくなり、より安く解ける道が残る。
  2. §6は起票時に空欄でよい。原因の見立ては着手時に埋める。ここを埋めないと起票できない運用にすると、起票が面倒になってIssueを立てなくなる。
  3. §7「完了の条件」が書けないIssueは、まだ要件が固まっていない。書けないまま着手すると、どこまでやれば終わりか分からず作業が膨らむ。

雛形は assets/ISSUE_TEMPLATE/ に同梱。リポジトリの .github/ISSUE_TEMPLATE/ に設置すると、GitHubのIssue作成画面で種類を選べるようになる。

mkdir -p .github/ISSUE_TEMPLATE && cp -R <skill>/assets/ISSUE_TEMPLATE/. .github/ISSUE_TEMPLATE/

運用ルール

  • 起票時に必ず本文を書く(記入例は assets/pr-and-issue-templates.md。実際に本文を書くときだけ開く)。タイトルだけのIssueは1週間後に自分でも意味が分からなくなる。
  • 起票は gh issue create --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --web を使う。--web なしのCLI起票はテンプレートが適用されず、空本文のIssueができてしまう。CLIで完結させたい場合は --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --body-file .github/ISSUE_TEMPLATE/bug_report.md で雛形を明示的に渡す(先頭のfrontmatterは削って渡す)。
  • タイトルはブランチ名・PRタイトルと同じ <type>: 日本語 形式にする(fix: 評価シートの印刷が2枚に分かれる)。テンプレートが fix: feat: まで自動で入れる。
  • 着手するときに自分をアサインする(gh issue edit --repo "$GITHUB_REPOSITORY" 12 --add-assignee @me)。「起票済み」と「着手中」が一覧で区別できる。
  • IssueはPRの Closes #12 で自動的に閉じる。手で閉じない。閉じ忘れと、閉じたのに直っていない状態の両方を防ぐ。
  • 月1回、openなIssueを上から読み直す。もうやらないと分かったものは someday ラベルを付けるか閉じる。放置されたIssueが20件を超えると一覧を見なくなり、置き場としての機能を失う。

§3. ブランチ

命名規則

<type>/<issue番号>-<内容を表す短い英語ケバブケース>

feat/12-evaluation-sheet-print
fix/15-score-rounding
docs/18-setup-guide
  • type はコミットのprefix(§4)と同じ語彙を使う。頭の中の分類をひとつに保つため。
  • Issue番号を入れると gh pr create の本文に Closes #12 を書き忘れても紐付けを追える。Issueが無い小変更は番号を省略してよい(fix/typo-in-readme)。
  • 日本語は使わない。ブランチ名はURL・CI・タグ名に露出し、環境によって壊れる。日本語で表現したい内容はPRタイトル(§5)に書く。
  • 長くしない。3〜5語で切る。

作成

git switch "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
git pull --rebase "$GIT_REMOTE" "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
git switch -c feat/12-evaluation-sheet-print

作業ブランチはmainから切る。他の作業ブランチから派生させると、親のPRがマージされるまで自分のPRが出せなくなる。

§4. コミット

メッセージ形式

<type>: <日本語で「何ができるようになったか」>

<なぜそうしたか。自明なら省略>
type使う場面
feat利用者にとっての機能が増える
fix想定どおり動いていなかったものを直す
refactor外から見た動きは変えず、内部を整理する
docsドキュメント・コメントのみ
testテストの追加・修正のみ
chore依存更新・設定・ビルド周り
  • 件名は日本語、50字程度まで、句点なし。fix: 評価点の四捨五入が0.5で切り下がる問題を修正
  • 「何をしたか(コードを見れば分かる)」ではなく「何ができるようになったか」を書く。差分は読めば分かるが、意図は書かないと消える。
  • 粒度は「revertしたときに意味が通る最小単位」。ファイル単位でもタスク単位でもない。

個人開発での現実的な運用

作業中は粒度を気にせず細かくコミットしてよい。squashマージ(§6)で最終的に1コミットに畳まれるため、mainの履歴はPR単位で綺麗に保たれる。畳まれる前提なので wip のようなメッセージも作業中は許容する。ただしPRのタイトルは畳んだ後のコミットメッセージそのものになるので、そこは丁寧に書く。

§5. Pull Request

作成

git push -u "$GIT_REMOTE" "$(git branch --show-current)"
gh pr create --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --title "feat: 評価シートを印刷できるようにする" --body-file .github/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md

対話で書きたい場合は gh pr create --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --web でブラウザを開く。

タイトル

コミットメッセージ件名と同じ形式(<type>: 日本語で何ができるようになったか)。squashマージ後、これがmainの履歴に残る唯一の行になる。

  • ✅ feat: 評価シートをA4縦1枚で印刷できるようにする
  • ❌ 印刷機能 — 何が変わったか分からない
  • ❌ PrintLayout.tsxの修正 — ファイル名は履歴に不要

本文

.github/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md の雛形を使う(gh pr create が自動で読み込む)。リポジトリに無ければ、このスキル同梱の雛形をコピーして最初に設置する:

mkdir -p .github && cp <skill>/assets/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md .github/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md

本文の構造 — 上半分は非エンジニア、下半分はエンジニア

PR本文は2層構造にする。上半分(§1〜5)は開発を知らない人が読んで分かること、下半分(§6〜8)はエンジニアが差分を読む前の見取り図になること。読者が違うので、同じことを2回書いてよい。

#見出し読者書く内容
1目的全員何のためにやったか。1〜2文
2背景全員どんな困りごとがあったか。Closes #12 でIssueを閉じる
3やったこと(中学生にも分かる説明)非エンジニア専門用語を使わず、たとえ話を使ってよい
4できるようになったこと非エンジニア利用者から見た変化を「〜できる」の形で
5含めたこと / 含めていないこと全員今回の線引き。食い違いを防ぐ最重要項目
6技術的にやったことエンジニア変更の要点・設計判断・影響範囲
7確認したことエンジニア実際に叩いた操作。「動作確認済み」だけは不可
8注意・残課題全員既知の制約・後で直す約束。無ければ「なし」

3つの原則:

  1. §3は専門用語を1つも使わない。「レスポンシブ対応した」ではなく「スマホでも文字が小さくならずに読めるようにした」。用語を使わずに説明できないなら、自分がその変更を理解しきれていない。
  2. §5「含めていないこと」を空欄にしない。「頼んだのにできていない」という食い違いは、ほぼすべてここを書かなかったことが原因で起きる。やらないと決めたことは、なぜやらないかまで書く。
  3. 未来の自分は他人である。§6の「設計判断」は、3ヶ月後に「なぜこの実装にしたか」を思い出すための唯一の記録になる。他案を捨てた理由こそ書く。

詳細な記入例は assets/pr-and-issue-templates.md(実際にPR本文を書くときだけ開く)。

レビュー(自分ひとりの場合)

マージ前に自分のPRのDiffタブを必ず一度上から下まで見る。エディタで書いているときとは別の視点になり、消し忘れのデバッグ出力・コメントアウトした旧コード・意図しないファイルの混入がここで見つかる。

gh pr diff --repo "$GITHUB_REPOSITORY"        # ターミナルで差分確認
gh pr view --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --web  # ブラウザで確認

§6. マージとリリース

gh pr merge --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --squash --delete-branch
git switch "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
git pull --rebase "$GIT_REMOTE" "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
  • 必ず --squash。作業中の細かいコミットをmainに持ち込まない。mainの履歴が「PR1件 = 1コミット」に揃い、revertの単位と一致する。
  • --delete-branch でリモート・ローカル両方のブランチを掃除する。残すと次に切るとき紛らわしい。
  • デプロイを伴うリリースでは、本番URLでの確認が済んでからタグを打つ。
git tag v3 && git push "$GIT_REMOTE" v3

手元からデプロイするときの注意

wrangler は git のコミットではなくその場の作業ツリーをビルドする。「mainにマージしたから、mainの内容が公開される」とは限らない。実行直前に必ず確認する。

git status --porcelain   # 何も出ないこと
git diff --stat          # 何も出ないこと

この食い違いは、公開を CI に任せれば構造的に消える(まっさらなチェックアウトしか存在しないため)。設定方法は Skill ci-cd-pipeline。導入後は、手元からのデプロイは緊急時のみとする。

§7. 取り消し(INV-6)

git log --oneline -10            # どのコミットまで戻すか特定
git revert <commit>              # 打ち消すコミットを新しく作る
git push
  • squashマージ済みなら、PR1件がコミット1個なので git revert 1回で綺麗に戻る。これが§6で --squash を必須にする実利。
  • gh pr view --repo "$GITHUB_REPOSITORY" <番号> でマージコミットのSHAを確認できる。
  • git reset --hard / git push --force は使用禁止。履歴が消えると二度と戻せない。

§8. やってはいけないこと

禁止理由
main への直接 push戻す単位が作れない。CIも通らない (例外は §0-2。v1 公開前のみ)
git push --force履歴が消える。個人開発では得るものがない
1PRに複数の目的片方だけ戻せなくなる
.env / 認証情報のコミットpush した時点で漏洩。history から消すのは困難
巨大PR(1000行超)自己レビューが機能しなくなる。機能単位で分割する

§9. コマンド早見表

# Issue
gh issue create --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --web       # テンプレートを使って起票(推奨)
gh issue list --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --state open
gh issue view --repo "$GITHUB_REPOSITORY" 12
gh issue edit --repo "$GITHUB_REPOSITORY" 12 --add-assignee @me

# ブランチ〜PR
git switch "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
git pull --rebase "$GIT_REMOTE" "$GITHUB_DEFAULT_BRANCH"
git switch -c feat/12-xxx
git push -u "$GIT_REMOTE" "$(git branch --show-current)"
gh pr create --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --title "feat: ..." --body-file .github/PULL_REQUEST_TEMPLATE.md
gh pr diff --repo "$GITHUB_REPOSITORY"
gh pr merge --repo "$GITHUB_REPOSITORY" --squash --delete-branch

# 状態確認
gh pr status --repo "$GITHUB_REPOSITORY"      # 自分のPRの状況
gh run list --repo "$GITHUB_REPOSITORY" -L 5 # CIの実行結果
git log --oneline -10

§10. 依頼者に伝えるときの言葉

非エンジニアに報告するときはgit用語を使わない(app-orchestrator の語彙対応表に従う)。

git用語伝え方
ブランチ作成「今のアプリに影響しない作業スペースで進めます」
PR作成「変更内容の確認をお願いします(この画面で試せます)」
マージ「確認いただいた内容を本番に反映しました」
revert「1つ前の状態に戻しました」

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