Power Platform のテナント / 環境ガバナンスを確認・設定する管理スキル。開発着手前の環境チェック(既定環境ではないか・マネージド環境・Dataverse / Code Apps / MCP の有効化・セキュリティ ロール・管理 API アクセス)と DLP 事前チェックを非対話スクリプトで実行し、必要ならマネージド環境設定・カスタムコネクタの DLP 分類・ACP(Advanced connector policies)の許可コネクタを dry-run 付きで変更する。Microsoft 第一者サービスだけを許可する ACP 推奨プロファイルの適用と、クラシック DLP から ACP への移行も支援する。クラシック DLP と ACP は既定の混成モードで併用され、より制限の厳しい方が適用されるため両方を確認する。オプションとして、既定環境 / 個人開発者環境 / 市民開発者環境 / AI CoE セントラル / AI CoE 内製開発の 5 グループからなるテナント全体の環境戦略を、読み取り専用スキャン → 移行プラン(admin-migration-plan.md)→ レビュー → 適用の順で策定・実行する。設定は環境グループのルールで行うのを原則とし、グループ ルールに無い項目(既定環境ルーティング・Dataverse for Teams 禁止・Dataverse 検索・グループへの割り当て・Copilot クレジット配分)だけをテナント設定・環境個別設定・Dataverse の組織設定で補う。IP 制限・テナント分離・監査ログ・ライセンス配分などの管理設定は references にまとめる。
generative-page
Power Apps Generative Pages (genux) の開発・デバッグ・デプロイ。React 17 + TypeScript + Fluent UI V9 + D3.js の単一ファイル構成。デザインテンプレートによる段階的 UI 改善。
インストール方法を見る含まれるファイル(10)
- SKILL.md19.9 KB
- references/code-patterns.md39.1 KB
- references/design-template.md81.8 KB
- references/genpage-design-system.md20.4 KB
- references/objectflow-example.tsx55.5 KB
- references/objectflow-RuntimeTypes.ts4.3 KB
- references/page-design-gallery.md45.7 KB
- references/requirements-and-lessons.md15.5 KB
- references/troubleshooting.md21.1 KB
- scripts/.gitkeep0 B
SKILL.md(原文)
インストールする前に、エージェントに与えられる指示の中身を確認できます。
Generative Pages 開発スキル
Power Apps モデル駆動型アプリの Generative Pages (genux) を開発・デバッグ・デプロイするスキル。
Code Apps スキル (
code-apps) との違い: Code Apps は React 18 + Tailwind + Vite +npx pa app pushのフルスタック開発。Generative Pages は React 17 + Fluent UI V9 + D3.js の 単一.tsxファイル構成 でpac model genpage uploadでデプロイする軽量ページ。
技術スタック
| レイヤー | 技術 |
|---|---|
| UI | React 17 + TypeScript |
| コンポーネント | @fluentui/react-components (Fluent UI V9) |
| アイコン | @fluentui/react-icons(サイズなしバリアントのみ) |
| チャート | D3.js v7 |
| データ | props.dataApi (DataAPI) |
| デプロイ | PAC CLI (pac model genpage upload) |
利用可能ライブラリ(これ以外は使用禁止):
react: ^17.0.2
@fluentui/react-components: ^9.46.4
@fluentui/react-icons: ^2.0.292
@fluentui/react-datepicker-compat: ^0.5.0
@fluentui/react-timepicker-compat: ^0.3.0
d3: ^7.9.0
uuid: ^9.0.1
必須要件
- React 17 構文のみ — React 18 の
useId,useTransition等は使用不可 - FluentProvider 追加禁止 — ルートで提供済み。追加すると React 17 でダブルレンダーが発生
100vh/100vw禁止 — flexbox と相対単位を使用- 単一ファイル構成 — 全コンポーネント・ユーティリティを 1 つの
.tsxファイルに記述 export default GeneratedComponent— エントリポイントの関数名と export 形式は固定makeStyles+tokensでスタイリング。インラインスタイルは動的値のみ- DataAPI は読み取り専用 —
props.dataApi.queryTable()とgetChoices()のみ使用可能。updateRecord,createRecord,deleteRecordは存在しない - 書き込みは
Xrm.WebApi.online—(window as any).Xrm.WebApi.online.updateRecord()/.createRecord()/.deleteRecord()を使用。dataApiには書き込みメソッドがない - カラム名は RuntimeTypes.ts を確認 — 推測禁止
@fluentui/react-iconsはサイズなしバリアントのみ —AddRegular✅ /Add24Regular❌Map/Setにfor...of禁止 —.forEach()または[...map]でイテレーション- ダークモードはデフォルトで実装しない — ユーザーが明示的にダークモード対応を要求した場合のみ
themeToVarsパターンを実装する。デフォルトは Fluent UI のシステムテーマに従う(追加実装なし)
13 以降の詳細ルール・教訓(Lookup 解決・SiteMap の Url 属性方式・D3 チャート・OData アノテーション回避・
genpage upload/PublishXmlのタイムアウト対策等、コード例つき)は 必須要件 詳細 を参照。
開発フロー
Step 0: モデル駆動型アプリ作成(Dataverse テーブル作成後・Generative Page 作成前)
Generative Page はモデル駆動型アプリのページとして動作する。 Dataverse テーブル作成(Phase 2)完了後、Generative Page のコード開発に入る前に、
model-driven-appスキル(.github/skills/model-driven-app/SKILL.md)を読み込み、 モデル駆動型アプリを作成する。
手順:
model-driven-appスキルを読み込む- モデル駆動型アプリの設計をユーザーに提示(アプリ名・SiteMap 構成・含めるテーブル)
- ユーザー承認後、アプリを Dataverse Web API で作成・公開
- 作成されたアプリの
app-idを取得(pac model listで確認) - その
app-idを使って Generative Page をデプロイする
Step 1: 前提確認
pac help # バージョン >= 2.3.1 確認
pac auth list # 認証プロファイル確認(* がアクティブ)
認証がなければ:
pac auth create --environment https://{org}.crm.dynamics.com
Step 2: アプリ・ページ確認
pac model list # アプリ一覧 → app-id 取得
pac model genpage list --app-id <app-id> # 既存ページ一覧 → page-id 取得
Step 3: スキーマ生成(Dataverse 使用時・必須)
コードを書く前に必ず実行する。カラム名の推測は禁止。
pac model genpage generate-types --data-sources "entity1,entity2,entity3" --output-file RuntimeTypes.ts
生成された RuntimeTypes.ts を読み、利用可能なカラム名・型・Choice 値を確認する。
Step 4: コード作成
コードパターンリファレンス に従い .tsx ファイルを作成する。
基本構造の雛形(import・共通カラーパレット P・GeneratedComponent の モーダル/トースト state・export default)は code-patterns.md の基本構造 を参照。
**★ モーダル・トースト・ボタン式 Choice は Tier 1 — 初回デプロイに必ず含める。**完全な実装は code-patterns.md §15 を参照。
Step 5: デプロイ
新規ページ:
❗ 新規ページ作成はタイムアウトしやすい。
--promptと--agent-messageは 英語の短い文字列 を使う。 日本語の長い文字列は「タスクが取り消されました」エラーの原因になる(2026-04-21 検証済み)。
pac model genpage upload `
--app-id <app-id> `
--code-file MyPage.tsx `
--name "PageName" `
--data-sources "entity1,entity2" `
--prompt "short english description" `
--agent-message "short english summary"
--nameは新規ページ作成時に必須。省略するとThe --name parameter is required when creating a new page.エラー。既存ページ更新時(--page-id指定時)は不要。--add-to-sitemapは使わない(ルール14参照)。SiteMap は Step 5.5 で自前管理する。
既存ページ更新:
pac model genpage upload `
--app-id <app-id> `
--code-file MyPage.tsx `
--page-id <page-id> `
--data-sources "entity1,entity2" `
--prompt "ページの説明" `
--agent-message "変更内容の要約"
PAC CLI v2.6.4 以降:
--promptと--agent-messageフラグが必須。省略するとエラーになる。 デプロイのタイムアウト対策: 新規ページ作成時は--promptと--agent-messageを 英語の短い文字列(例:--prompt "kanban" --agent-message "kanban board")にする。日本語の長い説明文はサーバー側でタイムアウト(「タスクが取り消されました」)を引き起こしやすい(2026-04-21 検証済み: 日本語で3回失敗 → 英語短縮で成功)。既存ページ更新時(--page-id)はこの問題は発生しにくい。
Step 6: SiteMap 更新(デプロイ後に必ず実施 — 省略禁止)
絶対ルール:
pac model genpage uploadを実行したら、同じ作業内で必ず SiteMap を更新する。 ユーザーに「SiteMap も更新しますか?」と聞かない。デプロイの一部として自動的に行う。
- 既存 SiteMap を取得:
sitemaps({sitemap-id})?$select=sitemapxmlで取得 - SiteMap XML に新しいページの
<SubArea Url="/main.aspx?pagetype=genux&id={page-id}" ...>を追加(GenPageIdではなくUrl属性を使う — 教訓 #30) PATCH sitemaps({id})で XML を更新PublishXmlでアプリを公開。タイムアウトしたらpac solution publishで代替
PublishXml タイムアウト時のフォールバック:
# Python スクリプトの PublishXml がタイムアウトした場合:
# SiteMap XML の PATCH は完了済みなので、公開だけ行えばよい
pac solution publish
注意:
PublishXmlAPI は 120 秒でタイムアウトすることがある(環境の負荷に依存)。pac solution publishは PAC CLI 独自のタイムアウト管理で成功率が高い。
SubArea フォーマット(Url 属性方式 — 推奨):
<SubArea Id="sub_page_name" GetStartedPanePath=""
Url="/main.aspx?pagetype=genux&id={page-id-guid}"
IntroducedVersion="7.0.0.0">
<Titles>
<Title LCID="1041" Title="日本語タイトル" />
<Title LCID="1033" Title="English Title" />
</Titles>
</SubArea>
GenPageId属性は使わない(教訓 #30)。Url属性で/main.aspx?pagetype=genux&id={page-id}を指定すると<Titles>が MDA メニューに正しく反映される。
注意: 新しい SiteMap を作成して AddAppComponents で追加してはいけない(0x80050111 エラー)。必ず既存 SiteMap を PATCH で更新する。
Step 7: デバッグ
問題が発生した場合は トラブルシューティング を参照。
DataAPI パターン(読み取り専用)
重要:
dataApiはqueryTable()とgetChoices()のみ。書き込みはXrm.WebApi.onlineを使用。
クエリ(ページネーション対応)
async function loadAllRows<T>(
api: GeneratedComponentProps["dataApi"],
table: string,
options: {
select: string[];
filter?: string;
orderBy?: string;
pageSize?: number;
},
): Promise<ReadableTableRow<T>[]> {
let res = await api.queryTable(table as any, {
select: options.select as any,
filter: options.filter,
orderBy: options.orderBy,
pageSize: options.pageSize || 250,
});
let rows = [...res.rows];
while (res.hasMoreRows && res.loadMoreRows) {
res = await res.loadMoreRows();
rows = rows.concat(res.rows);
}
return rows as any;
}
Choice 値の取得
const areaChoices = (await dataApi.getChoices("entity_name-field_name")).map(
(c) => ({ label: c.label, value: c.value as number }),
);
FK(Lookup)の ID 抽出
Lookup フィールドの値は EntityReference(guid) 形式で返る場合がある:
function fkId(fk: any): string {
if (!fk) return "";
const s = String(fk);
const m = s.match(/\(([^)]+)\)/);
return m ? m[1] : s;
}
補助パターン(ダークモード / 多言語 / D3 / キャッシュ)
ダークモード(themeToVars)・多言語対応(detectLanguage + T 辞書)・D3.js チャート・ウィンドウキャッシュの実装パターンは code-patterns.md を参照。
Generative Page 構築フロー
Generative Pages は いきなり KPI ダッシュボードを作らない。 ユーザーに質問し、適切な構築パターンを選んでから段階的に構築する。
デザインパターン・UI カタログ・チャート選定ガイドの詳細は デザインテンプレート を参照。 美しいページ全体のデザイン設計図(Executive Summary・CRM Dashboard・Team Activity Feed・Resource Planner・Approval Center)は ページデザインギャラリー を参照。
段階 0: ユーザーに質問する【必須】— 必ず最初に行う)
ページ作成を依頼されたら、以下を質問する:
Generative Page を作成します。最適なページを構築するため、以下を教えてください:
何を管理・可視化したいですか? 例: 設備の稼働状況、営業パイプライン、プロジェクト進捗、人員配置...
主な利用者は誰ですか? 例: 現場担当者、マネージャー、経営層...
以下のどのパターンに近いですか? A) 入力ウィザード — ステップ形式でデータ入力・登録をガイド B) KPI ダッシュボード — 数値指標・チャートで全体像を俯瞰 C) カンバンボード — ドラッグ&ドロップでステータス管理 D) スケジュール管理(ガントチャート) — タスクの期間・依存関係を可視化 E) 拠点マップダッシュボード — 拠点・住所・座標を Google Maps で地図表示(国内外共通) G) 分析レポート — 多軸データの期間別集計・メンバー別比較・予実対比チャート F) オブジェクトフロー — 特定レコード中心に関連エンティティのフロー・因果関係を可視化
特に見たいチャートや UI はありますか?(任意) 例: トレンドライン、ドーナツ、ガントチャート、地図、ヒートマップ...
段階 1: 構築パターンの提案
ユーザーの回答に基づき、6 つの構築パターン(A 入力ウィザード / B KPI ダッシュボード / C カンバンボード / D スケジュール管理(ガント)/ E 拠点マップダッシュボード / F オブジェクトフロー)から最適なものを選ぶ。各パターンの向いている場面・代表コンポーネントは design-template.md を参照。
選んだパターンのレイアウト・使用コンポーネントを提案し、承認を得る。
段階 2: 最小デプロイ(Tier 1)
初回デプロイに含める要素(安定稼働を優先):
- パターン別のメインコンポーネント:
- A → ステッププログレス + フォームセクション + ナビゲーションボタン
- B → KPIカード + DataGrid
- C → カンバンレーン + カード一覧 + レーンヘッダー
- D → タスク一覧 + D3タイムライングリッド + 期間バー
- モバイル対応(
useIsMobile()+ レスポンシブ対応) - 多言語対応(
detectLanguage()+T辞書) - ウィンドウキャッシュ(ページ遷移時のデータ保持)
パターン F(オブジェクトフロー)固有の Tier 1 要素(レコードセレクター・3列フロー図・詳細サイドバー・レコードモーダル等)の実装は、完全な実装例 objectflow-example.tsx を参照。
初回デプロイ後、Tier 2 の改善を提案する。
段階 3: チャート・ビジュアル追加(Tier 2 — ユーザーに提案)
初回デプロイ後、ビジュアル強化(アニメーション・統一ツールチップ・ホバーエフェクト)と、 パターン別チャート追加を提案する(A: バリデーション/プレビュー、B: トレンドライン/ゲージ/ウォーターフォール、 C: DnD/WIPリミット/スイムレーン、D: ズーム/依存関係線/進捗率、F: エンティティ一覧タブ/分析チャート/フィルター)。
段階 4: 高度な UI(Tier 3 — さらなる提案)
さらに拠点マップ表示(Google Maps iframe)・ダークモード(themeToVars)・リフレッシュボタン・ 追加チャート(カタログから選定)を提案する。
テンプレート参照
| ファイル | 内容 |
|---|---|
| design-template.md | 6構築パターン(入力ウィザード/KPI/カンバン/ガント/拠点マップ/オブジェクトフロー)、UIカタログ、チャート選定ガイド |
| genpage-design-system.md | モダンデザインシステム(カラーパレット・セクションカード・ピル型バッジ・グラデーションボタン・ガント D3 バー・ツールチップ・トースト・日付ナビゲーション) |
| 地図埋め込みパターン | Google Maps iframe 埋め込み。URL レシピ・sandbox 必須トークン・ホスト別 CSP(Generative Pages は CSP 設定不要) |
| objectflow-example.tsx | Pattern F 完全実装例(オブジェクトフロー:3列フロー図・詳細サイドバー・レコードモーダル・関連ハイライト) |
| objectflow-RuntimeTypes.ts | Pattern F 用 Dataverse 型定義(account・opportunity・quote・salesorder 等) |
| code-patterns.md | DataAPI・D3 チャート・DataGrid のコードパターン |
| page-design-gallery.md | ページデザインギャラリー(Executive Summary・CRM Dashboard・Team Activity Feed・Resource Planner・Approval Center の完全テンプレート + 共通デザイン基盤) |
| troubleshooting.md | ランタイムエラー・デプロイ問題の対処法 |
反復開発のベストプラクティス
- 最小構成(Tier 1)で初回デプロイ → 動作確認 → Tier 2/3 を段階的に追加
generate-typesは最初に 1 回 — カラム名を確定してからコーディング.rowsは必ずスプレッド —[...res.rows]で配列化- Map/Set のイテレーション —
.forEach()のみ。for...ofは Power Apps ランタイムでエラー - スタイル変更はインクリメンタル — 大規模なリファクタリングより小さな変更を頻繁にデプロイ
- デプロイごとにブラウザキャッシュクリア — Power Apps は積極的にキャッシュする
renderCellJSX 空白バグに注意 — DataGridBody/DataGridRow 内の>と{の間に余分な空白・改行を入れない
Lookup 名前解決パターン(必須)
DataAPI の select に Lookup 展開フィールド(em_xxxname 等)を指定すると Could not find a property エラーになる。
正しいパターン:
// 1. FK テーブルと参照元テーブルをそれぞれクエリ
const equipment = await loadAllRows(dataApi, "em_equipment", {
select: ["em_equipmentid", "em_equipmentname", "_em_location_value"], // ❌ em_locationname は含めない
});
const locations = await loadAllRows(dataApi, "em_location", {
select: ["em_locationid", "em_locationname"],
});
// 2. useMemo で名前解決 Map を構築
const locMap = useMemo(() => {
const m = new Map<string, string>();
locations.forEach((l) => m.set(l.em_locationid, l.em_locationname));
return m;
}, [locations]);
// 3. fkId() で FK 値から ID を抽出し、Map で名前解決
<Text>{locMap.get(fkId(item._em_location_value)) || "-"}</Text>
SiteMap への Generative Page 追加
--add-to-sitemap は使わず、SiteMap XML に <Titles> 付き SubArea を自前で追加する(教訓 #30 の Url 属性方式が最善)。具体的な XML・.env(GENPAGE_ID/TITLE)・アイコン指定は 必須要件 詳細 を参照。
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