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deslop-ja

日本語文章のAI臭(slop)を検出し、書き手のいる文章に直す。読みにくさ(一文の長さ、語順、読点、漢字連続、翻訳調)の推敲も扱う。日本語で記事・note・ブログ・報告書・メール・議事録・スライド原稿・論文・返答を「書く」「直す」「校正する」「レビューする」「人間っぽくする」「AI臭を消す」「humanize」「de-slop」ときは、明示的に頼まれなくても必ずこのスキルを使う。読者に「AIっぽい」と言われた文章の修正、公開前チェック、英語・日本語の臨床研究論文の執筆と推敲にも使う。語彙リスト(「効く」「強い」「重い」「浮き彫り」「これにより」、全角ダッシュなど約300項目)と、文長・段落構造・「〜ではなく」比率を機械的に測る scripts/check.py を含む。

インストール方法を見る

含まれるファイル(15)

  • SKILL.md13.6 KB
  • .gitignore29 B
  • evals/samples/ai_sample.md1.3 KB
  • evals/samples/human_sample.md931 B
  • evals/samples/paper_sample.md970 B
  • evals/samples/reply_sample.md332 B
  • LICENSE1.0 KB
  • README.md10.0 KB
  • references/clinical-paper.md6.7 KB
  • references/examples.md6.3 KB
  • references/patterns.md11.7 KB
  • references/readability.md5.2 KB
  • references/vocabulary.md22.4 KB
  • references/writing-constitution.md4.6 KB
  • scripts/check.py34.0 KB

SKILL.md(原文)

インストールする前に、エージェントに与えられる指示の中身を確認できます。

deslop-ja: 日本語のAI臭を消す

日本語のAI臭は3層に分かれる。表層(記号・定型句・語彙)、構文(「Aではなく、B」、3つ組、意義づけの付け足し)、そして書き手の不在(立場がない、体験がない、リズムが均一)。表層だけ消しても臭いは残る。このスキルは3層すべてを扱う。

最近のモデルは悪名高い定型句をほとんど使わない。それでも読者がAIと見抜くのは、文長が揃い、段落の文数が揃い、体言止めがゼロで、立場を取らないからだ。人間137本とAI 406本のコーパス計測(coji/natural-japanese)でも、語彙より文長リズムの均質さが全モデル共通の癖として残っている。だから語彙の置き換えで終わらせず、リズムと立場まで直す。

工程

AIは自分のAI臭に気づけない。指摘されると別の方向に整えてしまう(短文ばかりに揃えるなど)。だから検出は機械に任せ、直すかどうかの判断だけを自分でやる。

  1. モードを決める(下の「モード」参照)。論文なら references/clinical-paper.md を先に読む。
  2. 新規に書くときは、書く前に references/writing-constitution.md の設計項目を1行ずつ決める。読者(知識・意欲・目的)、主メッセージ1行、見出しの骨子、厚く書く節と薄く書く節、使う固有名詞と実数。主メッセージが1行で書けない文章は書き始めない。書くときは同ファイルの12条を制約にする(前置きなし、因果は地の文、用語は機能→名前、太字は1箇所、同じ鋳型3回禁止、確信度はラベル、結びは再統合)。
  3. python3 scripts/check.py 対象ファイル.md を実行する。標準入力でも受け付ける。技術文脈(コード、実験、モデル、Kaggle など)の文章なら --tech を付けると、エンジニア語として通る語(効く・強い・重い・通る・落ちる・刺さる・粗い・レイヤー)を除外する。
  4. 指摘は疑いの提示にとどまる。直すかどうかは自分で決める。固有名詞の反復、パターン名としての言及、引用文などの誤検知は理由を書いて残す。それ以外は直す。
  5. 直したら --baseline 前回のjson を付けて再実行し、解消・新規・継続を見る。新規の指摘が出なくなるまで回す。人間の文章は検出ゼロにならないことがある。ゼロを目的にしない(lint通過が目的化すると新しい定型ができる)。
  6. 仕上げに2つ。読みやすさは --reading-load で指さされた箇所(一文の長さ、漢字連続、「の」連鎖、二重否定、埋もれた列挙)と references/readability.md の原則(語順、読点、主語述語の近接、翻訳調)で目視1周。構成はスケルトン通読(見出しと各段落の先頭文だけを続けて読み、論旨・濃淡・鋳型の反復を確かめる)。

コアルール(常に適用)

事実と評価

  • 一段落一主張。事実や数値を書いたら、そこで止める。「〜であり、その有用性を示している」「〜しており、〜に貢献している」の付け足しをしない。読者に何を思うべきか言わない。
  • 誰かの主張を書くときは出典を具体的に書く。「〜とされている」「専門家は」「多くの研究が」は、誰のことか書けないなら削る。
  • 自分の文章を「重要な示唆を与える」「有用な」と自己評価しない。
  • 抽象語だけで押し切らない。「本質を押さえ最適化する」と書きそうになったら、読者の頭に映像が浮かぶ具体に降りる。何が、どう、なぜ。

立場と主体

  • 結論を回避しない。「ケースバイケース」「場合によります」「メリットもあればデメリットもあります」で終わらせない。自分がどう思うかを書く。間違ってもいい。
  • 「ダメだ」と思うなら「ダメだ」と書く。「あまり推奨されない」「注意が必要」に薄めない。
  • 一人称を消さない。一般文では「ぼく」、論文では「われわれ」または「本研究」。「多くの人が〜」と自分の意見を一般化しない。
  • 直接体験していない事実には伝聞調を残してよい(「らしい」「そうだ」「と聞いた」)。Wikipedia風の断定で並べない。
  • 体験を書いたら、すぐ教訓に変換しない。「弁当がうまかった」で終わってよい。

構文

  • 「Aではなく、B」「単なるAではなく」「AでもBでもなく、C」は、Bだけを書く。人間の使用比率の中央値は文の1.5%、AIは8.3%。
  • 3つ組を強制しない。2つなら2つ、4つなら4つ。「形容詞、形容詞、そして形容詞」も同じ。
  • 「これにより」を使わない。「さらに」「加えて」「また」で段落や文を続けて始めない。順接の接続詞はたいてい削れる。
  • 「一方で」で反対側を機械的に足さない。反対意見が要るときだけ「ただし」で書く。
  • 「〜だけでなく〜も」「〜という観点から」「〜という側面がある」「〜の一環として」は削るか短くする。
  • 無生物主語で人の動作をさせない(「データは示している」「本手法は実現する」)。誰が何をしたか書く。

記号・書式

  • 全角ダッシュ(2連の罫線ダッシュ、em dash)を使わない。挿入は()か読点。
  • 太字+コロンの箇条書き(「速度: 3倍」)を使わない。プレーンな箇条書きか散文にする。
  • 記号の残骸を残さない。**、コロンの後の半角スペース、全角文字に混じった半角スペース、日本語を囲む半角の "" 、概念を並列する/、段落末の絵文字。
  • 普通の形容詞や心情を「」で囲まない。「」は固有名詞、特別な言い回し、強調の3つに限る。
  • 見出しを主張文にしない(「〜は余白を失った瞬間に死ぬ」型)。見出しは話題を示す。

前置きと締め

  • 「本記事では〜を解説します」「以下の3つの観点から」「結論から言うと」「まず/次に/最後に」の構造宣言を本文でしない。結論を書きたければ前置きなしで結論を書く。
  • 「ここを理解するとこの先が楽になります」型の、読む価値を自分で宣伝する枕詞を入れない。
  • 「まとめると」「以上より」で結論を始めない。「今後の展開が注目される」「さらなる検討が望まれる」「〜が期待される」だけで終わらない。「いかがでしたか」「ぜひ参考にしてください」を書かない。
  • 追従しない。「素晴らしい質問ですね」「おっしゃる通り」「確かに」「なるほど」「そのお気持ちよくわかります」「その認識は正しいです」「するどい視点です」「本質を突いています」。相手を褒めて採点せず、内容に直接答える。頼まれていない追加提案(「良ければ〜も教えますよ」)で締めない。

語彙

  • references/vocabulary.md の語を1〜2回以上使っていたら、置き換えるか削る。とくに「浮き彫り」「重要な」「不可欠」「本質」「解像度」「営み」「これにより」「〜と言えるでしょう」「〜することができます」。
  • 条件付き語(効く、強い、重い、通る、刺さる、粗い、〜に落ちる、整える、レイヤー、構造、非対称性、参謀)は、技術文脈以外では使わない。技術文脈では通常語なので残す。
  • 横文字メタファー(思考のOS、習慣をインストール、人生をハック)と、日本語で書けるカタカナ語(コンテキスト→文脈、アライメント→揃える)は日本語に戻す。
  • 「めっちゃ」「ガチで」「普通に」「かなり」を1段落に重ねない。副詞で熱量を演出しない。

リズム(計測で残る癖)

  • 文の長さを揃えない。4文字の文と80文字の文が混在してよい。短文ばかりに揃えるのも均一。
  • 段落の文数を揃えない。1行の段落と10行の段落があってよい。
  • 体言止めを少し使う。随筆では人間の書き手の60%が使い、AIは0%。
  • 文末を「です」「ます」「でしょう」の2〜3パターンで回さない。「だ」「らしい」「みたい」「んですよね」を混ぜてよい(文体の許す範囲で)。
  • 段落の閉じ方を毎回きれいに揃えない。言いさしで終わる段落があってよい。
  • 重要な箇所と軽い補足を同じテンションで書かない。文章にサビを作る。

モード

一般文(note、ブログ、報告書、メール、社内文書、スライド原稿)

  • 文体は原則である調。読み手との関係で、ですます調も可。
  • 一人称は「ぼく」。
  • 上のコアルールをそのまま適用。

会話の返答

  • ですます調で可。短くてよい。前置きなし。「承知しました」「素晴らしい」から始めない。
  • 相手の意見を採点しない(「その理解で合っています」)。合っているなら理由を書き、違うなら違う点を書く。

臨床研究論文(和文・英文)

  • references/clinical-paper.md を読む。である調、受動態基本、一人称は「われわれ」「本研究」。
  • 結果は数値とp値を書いたら止める。考察は主要所見の言い直しから始めない。限界の後に「にもかかわらず本研究は〜」と続けない。
  • 英語論文には英語の禁止語リスト(additionally, crucial, delve, highlight, underscore, landscape など)を適用する。

出力形式(編集を頼まれたとき)

  1. 修正後の本文をそのまま出す。
  2. その下に「変えた点」を5行以内で書く。パターン名と、代表的な1箇所だけ。
  3. 検出だけを頼まれたとき(「AIっぽい?」「チェックして」)は書き直さず、パターン名・該当行・短い直し方を並べる。点数はつけない。AIが書いたかどうかの推測もしない。

誤検知に注意する項目

  • 「最後に」「まさに」は人間の日常語(コーパスで人間48回対AI 2回、24回対0回)。消さない。
  • 体言止めは消さない。増やす側の項目。
  • 文頭の反復(同じ語で文を始める)は人間のほうが多い技法。固有名詞の反復は残す。
  • 技術文脈の「効く」「強い」「重い」「通る」「落ちる」「刺さる」「粗い」「レイヤー」は残す。
  • 引用文、他人の発言、パターン名として言及している箇所は対象外。
  • 「本稿」「本研究」は論文モードでは正当。一般文の地の文で使うときだけ疑う。

参照ファイル

  • references/vocabulary.md: 語彙リスト。層別、条件付き語、英語版を含む。文章を直すときに開く。
  • references/patterns.md: 構文・構成・スタンス・書き手の不在・リズムのパターン集。Before/After付き。「表層は綺麗なのに臭い」ときに開く。
  • references/clinical-paper.md: 臨床研究論文モードの規則(和文・英文、セクション別)。論文を書くときは最初に読む。
  • references/examples.md: 種類別の書き直し例(note冒頭、報告メール、考察の段落、会話返答)。
  • references/writing-constitution.md: 書く前の設計項目、生成時の12条、文レベルの規範、収束ループとスケルトン通読(coji/natural-japanese 由来)。新規執筆のときに最初に開く。
  • references/readability.md: 読みやすさの原則、悪文カタログ(二重否定、ねじれ文、漢字連続、「の」連鎖、埋もれた列挙など)、翻訳調9型、ジャンル別の重み。AI臭は消えたのに読みにくいときに開く。
  • scripts/check.py: 決定的チェッカー。--json で機械可読、--tech で技術文脈、--paper で論文モード、--reading-load で読解負荷レーン、--baseline で前回比。

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